ランニングシューズとフォーム〜トレーニングシューズは初心者向け?

「ランニングフォーム」って気にしてますか?ランニングイベントに参加したことがある方は、自分のランニングフォームについて言われたことがあると思います。「腕を使って」「足蹴り出しすぎ」「身体を前に」とか… ダンスのレッスンは自分の姿を鏡で観ながら行うのでコーチと違う場合はすぐに修正できますが、ランニング教室では鏡をみて修正することをすることはほとんどないので、コーチからランニングフォームについて言われても「?」とわからないまま終わってしまうという経験をされた人が多いと思います。


楽しくみんなと皇居1周を走るだけという人からフルマラソン完走したい!サブ4を目指したい!という人まで、本当は綺麗なランニングフォームを身に付けるべきですよね。長い距離を走れるようになったのに怪我をしてしまったり、フォームが原因でフルマラソン後半に足腰にダメージが起きてしまい失速…とトラブルが発生。


じゃあどうやってランニングフォームを改善したら良いんでしょうか?

走る時間がなかなか取れない人に助手がオススメしたいのは「トレーニングシューズ」を履いてジョギングをすることです。

お店では「初級者用」と紹介されているトレーニングシューズですが、実は身体を自然に前に導いてくれるフォームを生みだしてくれるんです。

(※踵からつま先までの傾斜があるタイプのもの)

シューズアドバイザー藤原も以前ブログにも書いていましたが、トレーニングシューズを「初級者用」として紹介&販売しているのがほとんどな日本の販売店。陸上の先進国アメリカや欧州ではトレーニングシューズは「練習&足を鍛えるためのシューズ」として販売されています。ビギナーからサブ3以上のランナーまでもが「練習するためのシューズ」として使用しているんです。ですが日本人ランナーの場合、トレーニングシューズ(ソールの厚いシューズ)を好まない人が多いんですよね。


実はわたしも「どうしてこんな厚くてデザインもださいシューズを履かなくてはいけないの?」と思ってました。でも実際に履いて走るとレーシングタイプと比べて重いのですが、その分自然と前傾姿勢を作りだしてくれて重心移動がスムーズにできるんです。そして1週間の練習で履くシューズをトレーニングシューズ8割、レーシングシューズを2割とその日の練習メニューで履き替えて走ってみると、レーシングシューズの時には自然に前傾姿勢が作れるようになって、足の回転も早くなった感覚に!

更にわたしの場合、ハイアーチで足底筋がすぐ痛くなるのが悩みで針治療にも通っていましたが、トレーニングシューズの厚いクッションに足がしっかり守られているので、まったく怪我をしなくなくなりました。


ランナー良習慣を続ける中でも一番避けたいのは、はやり「怪我」。怪我無く楽しく走るためにはやはりジャストフィットしたトレーニングシューズを履いて練習することだとわたしは思います。最近のトレーニングシューズはデザイン&バラエティ豊富ですし、新しいトレーニングシューズを履いて新ランニングライフをスタートさせませんか?

by F・Shokai / 藤原商会 助手